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戦争の心理学ーというか、緊張すると何がおきる?の本




 

 

冒頭からなんですが、タイトルにある”戦争”についてではないよね?と笑
テーマは緊張状態でどうなるか?です。
個人レベルの戦闘や緊急事態に人/集団が直面する「極限状態≒緊張状態」のエピソードや対処などがメインといっていいでしょう。

各テーマごとに体験談などに基づいたエピソードから始まる構成で、誰しも体験したことがありそうな「パニック状態」についての考察などは、あぁ…あったなぁ…なるほど…、となりますが、基本的に個人の感想と体験レベルの話がほとんどなので、そこは注意です。
あと、たまに「それ雑な作り話やろ?職業上ありえんやで?」みたいなのもでてきます笑

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著者が恐らく科学的であることを強調したいのでしょうが、いきなり謎ブログでよく披露されている交感神経と副交感神経の話をしたり、生理学的に…心理学的に…というワードが頻出したり、
「DSM」*1やRCT*2などのそれっぽい名称も使う一方で、その元データは示されたりはしないので「医学的、学術的な部分」はスルー推奨です。
(参考文献一覧はありますが笑)

後半になると社会行動などにも手を広げていって、なかなか収集がついてない気もしますが、この類の本はそれでいいと思います。

各エピソードは興味深いものが多く、緊張状態でどうなる?何が起きる?対処は?という話については概ね同意できましたので、エンタメ読み物としておすすめします。

悪口ばかりで全然おすすめしてないよね?となってしまいましたが、さておき!
経験ありそう!と思ったものを独断と偏見でピックアップしてみます、
私だけだったらそこはご容赦くださいね笑


近視野喪失

近い場所の視野が失われる…目の前にあっても気づかないというやつです。
実はしょっちゅうあるかと思います
動揺したとき、たとえばプレゼンで手元にあるスイッチが見えなかったり怒られたと時などですね。

この状態の自覚は難しいのですが、書中では「コクピットの中に貼っておいた黄色い小さなシールが見えるか?」
を簡易なチェックとして紹介していました、
私が知っている例ですと「時計の文字をみて時間がわかるか」というものを聞いたことがあります

どちらもどのシチュエーションで使うねんと思いましたが

さておき、説明すると針と文字盤の関係を把握理解できるか?
というチェックなので数字を出してくれるデジタルは使えません。
認知行動療法*3などで「痛み」に意識を集中しすぎてそこがかえって過敏になり…の悪循環なんかで使うチェックシステムにも似ていますね、そちら専門でもないので詳細は書けませんが。

視野狭窄

トンネル効果ともいいますね
視野が極端に狭くなる、スコープでのぞいた時のような感じになります。
私はこれを体験したのは、某所で加速からの時速280kmに到達したときになりました、
本気で自分で認識できる視界が「点」でした…
恐怖感は加速時が最高で、最高速度の時はむしろ…???でしたが、今思え”何も感じる余裕が脳になかった”からかなぁ?

微細な動きの喪失

緊張時に手がうまく動かない…のアレです
いざ救急車を呼ぼうとしたら指がうまく動かない、などはよくある話ですね

緊張時の対処

いわゆる腹式呼吸、以上!って感じでした笑
厳密にはそれらはその時初めて使っても効果はないので、訓練して有事に意味があるものにする、というものですので、その辺について軽く書いてあります
(別の本に誘導したかったんでしょうか笑)
BattleBreatingとかTacticalBreathingと呼ばれるもので、NavySealsでも教えていますね。
あんま雑に書きたくないのでここでは書きません、そのうちに!笑

と、総じて「読み物としておもしろい」のですが、実戦的とか実用的な話は皆無と思っていいでしょう。
「嘘やろこれ」と思ったものの一つ、「警官が自宅で誤って自分の足を撃った」
というエピソードは嘘でなければ自●企図か密造銃の暴発ちゃうんかい、というツッコミの楽しみ?もあります笑

ただある程度そっち系の知識があり、情報の選別や理解と解釈できればあぁ…と思うことは多そうな気がします、気がするだけですけれど笑

そして最後に身もふたもない、これ読むほうが「正しい」理解できるよね?と思う本リスト

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むしろこれらの導入書として秀逸な気がしてきました(΄◉◞౪◟◉`)

 

*1書中ではバージョン書いてないあたり、医学ベースな話とは言えませんし著者はバージョンの存在しらない可能性すらあります
まあ業種問わず、マニュアルはマニュアルに過ぎないのですけれどね…
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/86265

2*RCT randomized controlled trial
ランダム化盲検試験、最近この単語はTwitterでよくみるけれど、会話で使ってる人の98%くらいは理解してなさそうなことでも有名になりつつあるような
http://jspt.japanpt.or.jp/ebpt_glossary/rct.html

基礎統計すら理解してない場合多いですよね、私のように

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3*認知行動療法
これも謎ブログでよく披露されますね、単純に「動けばいい」とか「瞑想」とかそういう話は一切関係ないです
こうすれば!という定式はありません、完全オーダーメイドなので個人ごとに違います
頭使わないでこうすれば!ってそんなんあったら楽でしょうね笑

 


Posted in このえ書架 , 雑学

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