カルロゼン氏といえば、「幼女戦記」と「テロール教授」が代表作という印象をもっていましたが、他にもあったのね…と読んでみたのが「ヤキトリ」です。
結論から言うと、設定が違う幼女戦記でした…
氏の特徴的すぎる設定と構成がそのまま世界大戦の世界からSFになったという印象です。
雑感
幼女戦記に続き「テロール教授」を読んだときに、これは全く別の作品と言えるものであり、学生時代からカルトやテロ組織対策に義務化すべきレベルの内容であると感動しましたが、この作品は幼女戦記と構成や設定がほぼ同じなので、そこをどうとらえるか?次第でしょう。
氏の文章と世界観のファンならアリだと思います。
こちらカルトの勧誘など、トラブルに巻き込まれないための必携本です
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カルロゼンとは?
良くも悪くも内容が似ているために、引用やネタ元の出典分野がかぶるので、氏がどういうものを知識・教養、そして嗜好としてのバックグラウンドに持った人物かは、かなりわかりやすくなりました笑
兵器マニアではない、戦術マニアでもない、”現場目線での俯瞰に重きをおく人”という印象を持っています、作中によく使われるネタである、兵站や手続きの必要性とその美醜など、妙に実務的なことが描写されるあたりは管理職ないしは法実務経験者?と思ったりもします。
現状知る限り、氏の作品はどれも「人の関係性、心の機微」が前面に打ち出されますので、戦術系というよりは謀略系作品でしょうし、対人対組織における、心理戦のサンプル集として中々よいものでもあります。
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