メニュー 閉じる

それは本当は誰の意見ですか?ーデマ心得と現代文解釈の基礎




 

デマ心得の基本

陰謀論やデマに限らずに多い「知人の専門家が言っていた」「知り合いの医師が言っていた」
などのテンプレート用法ですが、それを使う理由は基本的に大きく二つです。

1.「自分の意見(ないしでっち上げ)なんだけど、自分が言っても信用されないから権威を借りよう」
いわゆる素人が何かしらの専門分野で発言を信用されたいと思う時に、自分になんの知識も権威もないので、補強や根拠として虎の威ならぬ妄想の威を借りるパターンです。

まあ権威などは特になんの根拠にもならないことが、ここ数年のSNSでは顕著に証明事例が増えていますけれど…

2.「自分の意見なんだけど、自分が言ったと思われたくないから誰かを登場させよう」

自身の発言の補強と責任回避が主な機能です。

ところでこれらは二つはどちらかだけ使われることはあまりなく、
個人の発言においてはタイミングは様々ですが、だいたいセットで登場します。

以前に私が投稿したこれとかの状態になる理由の一端でもあると思います。

SNSにおけるエビデンスレベル

設定や役割などにバリエーションは多く見ますが、基本的にどちらか2パターンからの派生や亜種ですよね。
(実在しない人物を実在すると思い込んでいる場合がありますが、それは別次元の話なので今回は割愛。)




 

正しさの証明と責任回避は妄想にやってもらう

第三者を登場させる話法はほぼ「補強」か「責任回避」が目的です。
専業デマ屋などを除き、意識しているかは関係なく、性格的なものや思想の傾向的に使うものでしょうから、あまり自覚はないでしょう。
私もありませんし笑

TwitterなどではRTで賛同を示す、つまり自分の意見を補強する場合の「第三者」として使うのも、広義にはこのパターンですね。

そういった実在するかどうかは関係なく、第三者意見による補強、または責任回避が主な機能の言葉や話法というのは実は日常的によく見ます。
(実在しない第三者ってなんやねん、とは思いますが)

「世間では」なども定義があいまいな主語の大きさが問題でもありますが、大勢はこうである、という印象誘導以外にも自分がそう言っているわけではない、という責任回避のために使う場合も多いように感じます。

「私の周囲では」なども「私が言ってるわけじゃないけど」という代理人の発言という構造にすることで回避行動としたりできますよね。

もちろんコンテクスト的に「私の周囲なので他はしらない」という個人の環境という限局を提示することで、一般化を防ぐという全く逆の用法もあるので、そこは「文章を読みましょう」に尽きてしまうのですけれど。

国語を勉強しよう

そういったテクニック、話法は国語をきちんと勉強してきていれば、問題文の読み方などで使うアレですよね!と思ったりはしますが、なんで普段は忘れているのだろう…と悲しくなることも度々な日々ですが、この記事を書くきっかけになった本がこれです。

created by Rinker
¥1,650 (2021/11/29 22:47:31時点 Amazon調べ-詳細)

古本で10,000円超えという謎価格でしたが、めでたく1,650円ですので、まだ入手できていない方は店頭とネット両方含めて、気長に待ちましょう。

最近に再版され、即日に在庫が切れていたのはやはり再版を望む声は多かったのでしょうか?
以前の版を知らないので、どこがどうとわかりませんが内容(デザイン?)が刷新されているそうです。

パラパラと読みながら「あー、完全に受験終わってから忘れたやつだ…」と感じることが多くて…とという、とても後ろ向きな動機になりました笑

まだ半分ほども読んでいませんが、感想としてレイアウトは読みにくいと思います、文庫サイズのためにどうしてもそれしかない…というのはとてもわかるのですが、そこは残念です。
それ以外は文章解釈の基礎としてはパーフェクトではないでしょうか。

大学受験向けに対応しているか?というとあまり賛同できませんが(基礎ですし)
日本語の崩壊がなんか深刻化していない?と思うことが多い昨今、必携の書と感じました。





 

お勧めしたい理由と読むべき人たち

大きく分けて二層ですが、大前提としてそういうものを症状として呈する疾病もありますので、読解力や理解力の問題ではない場合は除外します。

単なる勉強不足なのにそれに気づく能力がないために自分はできると思ってる人、私が勝手にDQNer(ドキュナー)と読んでいる人向けの話です。

DQNer Type1

「A+B=Cです!」という発言に「でもDはFですよね?」

のような文章を読めないのに行間を読もうとするチャレンジャー(意訳)とかです。
まず文章が何によって構成されているか、つまりどんな単語が出てきているか全く理解できていないので、当然提示してる結論が理解できず、そこを「妄想で補う」ので訳の分からないことになるわけです。

まあ答えられないので、論点ずらしに終始するためにそうするパターンもよく見ますが笑笑笑

DQNer Type2

「A+B+C=Dという話をしています」に「EなFがGって言ってるでしょ!」

みたいな相手の話を読めない・聞かない・理解できない・する気がない、という
「意思疎通の方法を学習できてない人」ですね。

単語だけ知ってる幼児、といってよいレベルなので今後の人生のためにも読んだ方がいいです。

これに関しては数Ⅰの集合と命題、ないし論理学でもいいのですがそれができる人はそうならないので、どちらも読めないと思いますので。

まさにこんなんですね笑



Posted in このえ書架 , 国語/文学 , 雑学

Related Posts