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クラウゼヴィッツ曰く?



再版もされる大戦略論、なぜこの副題になったのかはさておきまして。

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私は小火器や兵器などの話はほぼ興味がないのですが、戦略(軍事というか国家戦略的なもの)の話などは好きなのですよね。

上官は下士官を兼ねないし、下士官も上官を兼ねない

大戦略論、P254より以下引用

「下級下士官だったときには見事に決断力をしめしたものが、高い地位に就くとたちまちその決断力を失ってしまうことを示している。彼らは~中略~高い地位で直面する問題には慣れていない。このためかつての鋭い判断力を失ってしまうのである。~以下略」

要は適材適所であり、とあるベクトルで優秀だからといって他でもそうではないということですね。

 

現場目線の経営という謎ワードを真面目に論じている人を見た時に、何言ってるんだろ…
と思ったことがありますが、まさにそれでした。

単に現場と経営はそもそも視点と対処すべきことが違うのだけれど?
という事実を認識できないだけで、いうなれば「ぼくのかんがえたさいきょうのけいえい!」そのままですよね。

こういうエクストリーム謎理論もてはやす層って決まった特徴を持っている気がしますが…まあそれはさておき()

次元を下げた話で考えてみると、未だによく聞く「現場の人間のほうが適切な判断をできる」
というのはあくまで現場の人が現場レベルの判断で済むならそうだよね、経営レベルでは別だけどね。
ということだし、そうであってほしいという願望や希望なのだろうなぁと。

この類は「大卒より高卒のほうが使える」「本当にすごい人は謙虚」などバリエーションが多いですが、実際にどうかという視点ではなく、単に妬み怨みがベースの創作なのですよね。

一方でとある分野で優秀だからといって、それを他の分野でも通じると思う痛々しい人はよくみます…
学問における専門化というのは、基本的に知識の限局化を避けられません。

なので知識にはどうしても偏りはでるわけですが、多幸感溢れる無意味な万能感をまとって後年に恥ずかしさに悶えるのは定番ですね笑

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