戦争の世界史(上)に記載されている、とても大事な気がする一文
「このような一連の複雑な兵器の一員として、黒色火薬を含む爆発性の混合物が加わったのは、1000年ころだったようである。爆発物は最初は敵方に火災を起こさせることに価値を認められたが、やがて1290年ごろからは漢民族は黒色火薬の推進力を利用するようになり~後略」P94
火災を起こすという役目の存在が、その特性を別の観点からみた時には推進剤となるのでは?
と考えられて砲の誕生に至ったと考えると、砲弾という技術の開発は視点を変えることによっても成されたと言えるのではないでしょうか。
もちろんそれだけではなく冶金や弾道、計算に…と色々あるのは間違えてはいけません。
ところで視点を変えるといっても、個人の持っている知識や方法論は有限ですし思考の箱にあるパターン以外のことを思いつくのは不可能でしょう。
自分の限界は早くて近い
ということでじゃあどうするか?という時のヘルプツール、オズボーン・チェックリストがあります。
大雑把にいうと自力ではなく、外部のチェックリストを使ってアイデアを出すというもの。
正直、私が書くまでもなくたくさん記事があるので、読みやすそうなこちら。
https://www.keyence.co.jp/ss/general/manufacture-tips/osborns-checklist.jsp
もしくは読書猿氏の
P163「アイデア大全」
自分の思考の幅はどうしても今までの経験と知識に束縛されます。
というかされなかったら、学習能力ゼロということかもしれませんが…
良くも悪くも制限/壁が人格となる上では限界は存在してしまいます。
ならそれを壊すとかよりも、何かいい外部装置がないかな?
と考えるほうが健全な気がします。